About

平安時代から引き継がれた傳來でんらい(屋号)の技術の進化が、
現在の傳來工房の鋳物です。

1200年の歴史の街、京都に生まれた傳來工房。
創業は平安時代初期と伝えられ、弘法大師(空海)が唐より持ち帰った鋳造技術を受け継ぎ、以来、技能の一番優れた一番弟子が代々「傳來(でんらい)」の銘を継承し、今に至ります。時流に合わせて、さらに進化をさせながら『後の世に誇れるものを』をモットーにものづくりに取り組んでいます。

アルミ鋳物製品やブロンズ像、モニュメント、レリーフなど鋳物製品のデザイン製造を手掛ける傳來工房の仕事は時代の要望とともに、アートの分野に大きく展開し、岡本太郎氏、清水久兵衛氏ら国際的な現代美術作家の彫刻作品の鋳造を手掛けてきました。

全国に設置された都市空間のランドマークとなる彫刻モニュメントやレリーフ、デザイン性の高いアルミキャストパネルなどの作品の鋳造だけでなく、マンション門扉フェンスなどの商品も揃えております。また、重要文化財復元工事では皇居正門二重橋前高欄のブロンズ鋳物や大阪中央公会堂のロートアイアン手摺など、多くの施工実績があります。

  • 傳來工房のアルミ鋳物

傳來工房はアルミ鋳物製造の老舗として国内外の数多くの建築物において、外装用の意匠パネルなどのデザイン・製作・施工に携わっています。

傳來工房でんらいこうぼうでは、細かいディテール表現が可能なデザインアルミキャストパネル(面格子/間仕切り/パーティションなど)を得手としています。鋳物らしい凹凸感をしっかり出した質感や立体感、形材では表現できない、繊細な陰影を作り出します。